明日、朝起きたら

 

 

薬飲まなくても

泣かない1日だったらいいな。

 

 

右手首の傷、

全部無くなってたらいいな。

 

 

お母さんとお父さんが

「おはよう」って

言ってくれたらいいな。

 

 

それでね、わたし

まだ眠い目で

お母さんが焼いてくれたパン食べてね

 

学校に行くんだ。

 

 

 

 

中学校のセーラー服は、

お母さんが誰かにあげちゃったね。

 

高校のブレザー、

捨てられちゃったかな。

 

 

わたしのこころは

ずっと、学校に通えなくなった15歳で止まってるのに

 

周りはどんどん大人になっていってしまうし、

皆みたいに成人式には出られなかったし

着るのを楽しみにしていた振り袖は

着ることないまま20歳を過ぎてしまったね。

 

あの日、皆のSNS

涙目で

風俗店の薄暗い部屋で見つめていたこと、

多分一生忘れない。

 

 

 

 

明日、朝起きたら

 

 

 

 

 

うーん、

違うか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日、

朝なんて来なくて

 

 

 

 

このまま、

目が覚めないといいな。

 

 

覚めないと、いいな