ピンク色のたからばこ

 

綺麗なリボンのついたプレゼント

 

ふわふわの小さなうさぎ

 

豪華なドレス

 

 

 

幼い女の子が憧れるような あれこれが、

ずっと ずっと欲しい

 

 

 

 

幼なじみのあの子が買って貰えたお人形や、

欲しくて欲しくて仕方がなかったおもちゃも

お洋服も

なんでも手に入るのに

 

自分のモノになっても

どこか不釣り合いで

 

 

 

 

 

小さい頃憧れていた

誰かのお嫁さん。

素敵なお姫様。

 

当たり前にいつかなれると思ってたあの頃の私

 

 

 

 

まだ幼い頃、

わたしの目線から見上げる大人は

絶対的で

間違いなんてなくて

ずっとずっと正しくて

信じて疑わなかったのに

 

なんで

なんで裏切ったの

 

ずっと信じされてくれていたら良かったのに

 

絶対的な洗脳が解けてしまったあの頃

 

夢を見続けた方が幸せだった

 

 

 

あの時のわたしは、

絶対的な安全圏に居るって

必ず「大人」が守ってくれるって

信じて疑わなかったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

小さい頃のわたしへ

 

 

大好きな両親の自慢の娘にはなれなかったし

 

誰かの1番にもなれませんでした

 

 

 

ごめんね