20歳のお誕生日の日記(過去)

一般的な幸せは持っている。筈。

少なくとも、自分を客観的に見たら 幸せだなあと思う

両親は1年前に離婚したけれど。

母親とは仲がいいし、父親とも連絡を取れる。

毎日お腹いっぱいごはんを食べているし、帰る家も優しい彼氏も十分なお金も

十分、十分過ぎるくらい全部ある

上を見たらキリがない。当たり前か

 


それでも、産まれてから今まで

1度も死にたいと泣いた夜が無い子や

精神科に掛からず生きてきた子や

身体を売ること無く

ごくごく普通に 平凡に、穏やかに、

人生が続いている子を羨ましいと思わずには居られなかった。

幸せなのは分かってる

鬱や摂食障害ニートや援交だって

全部自分のせいだし

分かってるといいつつ、

心の奥底では 両親のせい、家庭環境のせいだと ずっとずっと思ってる

家庭環境が整ってて

精神がおかしくなった10代の女の子を見た事が無いから。

日本中を探したら居るかもしれない。

けど。

見たことないんだよ。少なくとも私は。

そうやって

周りのせいにしてないとさあ

環境のせいにしてないと

守る物がなくなっちゃうじゃん

 


親の機嫌を伺って

夜、泣く弟をおぶって公園まで散歩に行った、まだ小学生だった自分へ

 


ブックオフに置き去りにしてパチ屋に行った父親を

泣くのを堪えて半日待ち続けた、まだ6歳の頃の自分へ

 


父親と弟の3人のお留守番。

お腹が減ったと騒いだら、機嫌を損ねてごはんが出てこなかった小さな頃の自分へ

 


見様見真似で作った、

生焼けのジャガイモを弟と食べていた頃の自分へ

 


仕方がない。

お母さんだって大変だった

 


育児をしない父親と 発達障害の弟に挟まれて

週6でフルタイムで働いて

おじいちゃんが死んで知らない借金が何千万も出てきた。

おばあちゃんは創価学会に入った

お母さんもギリギリだった

 


でも、でもさあ

関係無いんだもん

 


私関係無いよ

何にも悪いことしてないじゃん

ごめんなさい

 


お母さんも

お父さんも

大好き

 


しんどいなあ

 


大嫌いで

縁も切っちゃったりなんかして

それくらい割り切れていたら

ここまで苦しくないよ

 


好きなんだよ

 


たまにイオンに連れて行ってくれた事とか

 


気まぐれに買ってくれた300円のクレープの味を、

ずっとずっと覚えちゃっているから。

 

 

 

 

 

 

死なないって思ってるだろ。

 


死にたい死にたい言う奴は死なないって

高校の時誰かが言った。

 


死にたい

 


怖い

死にたくない

生きたくない

 


糞が。死ね

 


怖い

 

 

 

死にたくなって

助かりたくて

たくさん薬を飲んで 動悸と吐き気でぐちゃぐちゃに泣いた汚い顔で救急車で運ばれた馬鹿な自分

 


汚い右手はメンヘラアピールですか?

 


死ねないくせに

 


そうなんだあ

 


結局、

構って欲しいだけなのかなあ

 


でも

辛くて辛くて

ベッドの上で泣きながら腕を切った日の

あの時の辛さも

言い様の無い絶望感も

終わらせたいと願った人生の本質

 


全部、全部 確かに本物だったんだよ

 

 

 

20歳になった自分へ

 


あと何年、頑張りますか?